創刊にあたって

 「モテモテさが」の創刊です。この月刊誌の名前を「もてもて」にするには少し勇気がいりました。「もてもて」でなかった思春期の苦い思い出、でも佐賀には「もてもて」になれる自然、人々、料理や食文化が沢山あるはずだという思いは年を追うごとに強まっています。「モテモテさが」は佐賀に暮らす人たちに良質な情報をお届けし、PR、宣伝にとどまらない情報の双方向性を目指します。「良い街には必ずおいしいもの屋、おしゃれなバーがある」というのが私の持論です。

 人は必ず年を取ります。おしゃれや食べ歩きは何も若者の特権ではありません。経験を重ね、世の中の仕組みや人生の機微が少しわかった大人のスペースが佐賀には少なすぎます。なぜそうなったのか。それは、本当の良質とは何かを追求してこなかったメディアの責任でもあると思います。「モテモテさが」に登場するお店や人は、本物を志向していなくてはなりません。「モテモテさが」の創刊によって、モテモテの人々、モテモテのお店、モテモテの街が生まれることを願っています。

佐賀新聞文化センター社長
中尾 清一郎